今回は『スポーク組み方』についてです。
ハブとリムを選択したら、それをホイールとして組み上げなければ使えません。
組み上げるとは、単純にスポークで繋ぐんですが、その組み方にも種類があり、BMXでは『ラジアル組み』と『クロス組み』が主流で、最近ではほとんどが『クロス組み』です。
ラジアル組み |
『ラジアル組み』は写真のように、ハブからリムまで真っすぐにスポークを張っていく組み方で、剛性は無いですが、スポーク長を短くできるので、軽量のホイールを作れます。
一方『クロス組み』は、その名の通りスポークをクロスさせる組み方で、クロスする回数を増やすことで剛性を上げることが出来ます。
もちろん、クロスする回数が増えれば増えるほどスポーク長が伸びるので重くなっていきます。
写真は【6本組み(3クロス)】で、一本のスポークが3回クロスしています。
さらに『クロス組み』には【JIS組み】【逆JIS組み】【イタリアン組み】【逆イタリアン組み】という組み方が存在します。
写真は【イタリアン組み】で、赤く記したスポークがリムを引っ張るようにしなるので、進行方向に対してスピードが増します。
単純にタイヤを180°回したり後ろに進む際は減速するので、レース競技など前へのスピードを重視する際は良い組み方だと思います。
【逆イタリアン組み】はその反対なので、あまり使われることはないです。
【逆JIS組み】は左回転をする場合には最適だと考えています。
考え方によって組み方はさまざまですが、当ショップでは【3クロス組み】の【JIS組み(逆JIS組み)】を推奨しています。
組み方に関しては、独自の考え方ですが、参考になれば幸いです。
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